2022年6月アーカイブ

皆様には平素より弊会の活動にご協力賜り心よりお礼申し上げます。
弊会の技術委員会は2021年度からWebにより会員の皆様に情報提供を行う事とい
たしました。
2022年度もその第5回として下記の講演をウェビナーで行いましたのでご報告い
たします。

■開催日時: 2022年5月27日(金)13時30分~15時18分

■開催場所:マイクロソフトTeamsによるウェビナー

■プログラム:
13:30~3分間  開会宣言
13:33~40分間「新時代の電気自動車 日産アリアの開発」
               日産自動車(株)Nissan 第一製品開発部
                第一プロジェクト統括グループ 
        車両開発主管(CVE) 中嶋 光氏*1
14:13~3分間 代表理事 田嶋 伸博 挨拶
14:16~7分間 上記に対するQ&A
14:23~2分間  休憩
14:25~40分間「『EDA(Event Drive Architecture)を活用した、
                EVインフラの共有やサービス向上について』
                ~ VANTIQプラットフォームの紹介 ~」
         Vantiq(株) 代表取締役社長、
               日本MITベンチャーフォーラム メンター 川北 潤氏*2
15:05~5分間 上記に対するQ&A
15:10~ 5分間  技術委員会担当理事 草加 浩平 挨拶
15:15~ 3分間  閉会宣言/集合写真

【講師略歴】
★中嶋 光氏*1 Hikaru Nakajima
1988年 日産自動車(株)入社 シャシー開発本部 エキゾーストシステム開発
    ( BLUEBIRD )担当
1996年 同 サスペンションシステム開発( ALTIMA/SKYLINE )担当
2006年 シャシー開発本部 主担 サスペンションシステム( FUGA )/
    サスペンションメンバーリンクシステム開発担当
2011年 東風汽車有限公司(中国) 赴任 シャシー開発全般、燃料システム、
    HVACシステム、シフトコントロールシステム担当
2015年 シャシー開発本部 主管 ブレーキシステム開発担当
2016年 シャシー開発本部 チーフシャシーエンジニア シャシー開発全般
    ( SYLPHY/FF 車)担当
2018年 現職 ARIYA車両開発主管(CVE)

★川北 潤氏*2 Jun Kawakita
1984年 中央大学 商学部 会計学科卒
1985年 アンガマン・バス株式会社(米国Ungermann-Bass,Inc.の日本子会)入
社
1989年 ネットワンシステムズ株式会社
     (Ungermann-Bassと三菱商事の合弁)へ移籍
1994年 MVP株式会社(現・セイムクリック株式会社)設立、
     代表取締役就任(現任)
2014年 アライドテレシス株式会社 取締役
2016年 同社 専務取締役
2018年11月 Vantiq Inc. 日本セールス&マーケティング代表
2019年12月 Vantiq株式会社 代表取締役社長(現任)
2020年 8月 日本MITベンチャーフォーラム メンター(現任)

■ご出席者 【企業・団体】アイウエオ順
愛三工業(株)、Vantiq(株)、(株)オージス総研、岡山科学技術専門学校、NPO法
人北九環浄研、CBC(株)、ジオノート・九州(株)、住友電気工業(株)、トヨタ自
動車(株)、トヨタ車体(株)、日産自動車(株)、日本バーズ(株)、日本パナトロニ
ック(株)、日野自動車(株)、日吉回漕店(株)、丸紅(株)、マルヤス工業(株)

■内容:
◎講演1「新時代の電気自動車 日産アリアの開発」
 日産自動車(株)Nissan 第一製品開発部第一プロジェクト統括グループ 車両開
発主管(CVE) 中嶋 光様から下記内容をスライドで説明があり、その後活発な質
疑応答があった。この発表資料は、公開不可との事です。

アリアの商品バリエーション
アリアの目指したもの:クルマの未来を感じる新時代のフラッグシップ
ラウンジのようなくつろぎ空間
乗る人すべてが感動する走行性能
移動時間も楽しみに変える先進機能
主な要素技術:
モータールーム置き空調ユニット/巻線磁界式モーターで自在な磁力コントロー
ル/透過型スイッチ/e-4ORCE(4WD制御+シャシー制御+電動化)/バッテリ
ー温調/シームレスにつなぐコネクテッド/運転支援:プロパイロット2.0&リ
モートパーキング
 
◎代表理事 田嶋 伸博 挨拶
 日産のプレゼンテーションは、「EVがここまで成長発展したのか!」とワクワ
クドキドキであり、夢のあるお話しに感謝します。
モータースポーツをやってきた自分としては、是非E4ORCEのアリアに試乗した
いので、その節はよろしくお願いしたい。

◎講演2「『EDA(Event Drive Architecture)を活用した、EVインフラの共有や
サービス向上について』~ VANTIQプラットフォームの紹介 ~」
 Vantiq(株) 代表取締役社長 川北 潤様からスライドで下記の説明があり、そ
の後質疑応答があった。
  この講演ビデオと発表資料はAPEV会員専用SNSで公開します。
□EDA出現の背景
□EDAの実施例:ダイナミックに変化する(充電)ステーション満空情報と(EV)ユ
ーザーのマッチング
□EDAの仕組みと新たな課題
□一般的なEDAとVantiqの比較
□Vantiqの特徴
□Vantiqのスケーラビリティと耐障害性
□Vantiqの導入事例の特徴

◎技術委員会担当理事 草加 浩平 挨拶
本日ご参加の皆様及び中嶋様・川北様にお礼を申し上げます。
日産の中嶋様の講演には更に質問があったかもしれないが、時間の関係で全て伺
えなくて申し訳なかった。
Vantiq川北様の講演は、事例として挙げられていたEV充電ポイントの案内では有
効だと思う。アリアの講演でもドライブプランの話があったが、自動車メーカー
のシステムと連携する事を期待したい。
技術委員会は今年度ウェビナーを4回(今回・7月・11月・2023年2月)計画して
います。次回7月の講演内容はほぼ決まっていますが、11月以降は検討中ですの
で、自薦他薦をお待ちしています。

■写真入りの報告書はこちら
https://www.apev.jp/news/2022年5月第5回技術委員会ウェビナー開催報告書.pdf

※一般社団法人 電気自動車普及協会では、引き続き会員を募集しております。
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 賛助会員(個人向け):年会費 1口1万円
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お問い合わせ:一般社団法人 電気自動車普及協会 (APEV) 技術委員会 事務局
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