関係各位皆様には平素より大変お世話になっております。
この度、一般社団法人 電気自動車普及協会(APEV)は沖縄県宮古島市と宮古工業 高校の依頼により、宮古工業高校においてEVに関する出張授業を行いましたので、 ご報告致します。
「記」
◎日時:2018年10月2日(火)13時-15時30分(45分授業 3時限)
◎場所:沖縄県立宮古工業高等学校
◎受講者:自動車機械システム課 3年生9名(先生4名が参加されました)
◎講師:APEV 上席研究員 安嶋 言一郎
◎内容 ・1時限:下記内容を講師がパワーポイントで説明 APEV及びEVデザインコンテストの紹介 自動車産業の現状と将来、日本の産業興亡→自動車産業生き残り策 世界では開発途上国の需要と生産が増える一方日米欧は横ばい 今なぜEVか?ニーズとシーズを知る 世界は人口増・環境(排ガス/温暖化)・資源枯渇 日本は人口減・高齢化・過疎化 EVは2次電池開発が鍵、CASE・MaaS・V2X・FCVの説明
・2時限: 1) 講師が離島における再生エネルギー活用方法を説明 2) 3人チームX3組によるワークショップ 課題:「20XX年に宮古島で活躍しているEVと、それを取りまく社会システム」 を考え模造紙1枚にまとめる。 先生方が各チームに個別アドバイスをされました。
・3時限:ワークショップの続き 発表:各チーム4分で説明 講評:講師による講評 各グループは島の現状を踏まえて、短時間で色々のアイディアを考えて下さい ました。 生徒さんは就職や進学で全員島外に出るとの事で、将来島にUターンして貰え るような産業を興していくのが島の課題との事です。この授業でEVやエネルギ ーの事を少しでも理解して頂けたら幸いです。
◎宮古島市企画政策部エコアイランド推進課エコアイランド推進係との面談 上記授業に前に、市役所にお邪魔して島の状況と活動を伺いました。 宮古島はサンゴ礁が隆起した島で、生活用水は地下水に依存しているが、過去 に農薬等で地下水汚染が進み飲料水として使えなくなる危機に面したことから 環境意識が高まった。発電は重油による火力の他、再生エネルギーとして、風 力(6基)、太陽光(メガソーラー4MW等)がある。市の取組みとして、島内のエ ネルギーを賢く使うことを目的とした全島EMS(エネルギーマネージメント システム)実証事業を行っている。EVは、補助金を市から10万円/台出し、中古 車も対象。島内の普及台数は現在270台程度。急速充電器1基、中速充電器6基。 その他普通充電器を複数整備。 エコアイランド推進係ご担当者は上記の授業にフルに参加して下さいました。
◎写真付の報告書はこちら https://www.apev.jp/news/20181031.pdf
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