APEV技術委員会ウェビナー 2021年度第2回 開催報告

関係各位

皆様には平素より弊会の活動にご協力賜り心よりお礼申し上げます。
COVID-19の蔓延が止まらない現在、弊会の技術委員会も2021年度からWebにより
会員の皆様に情報提供を行う事と致しました。
その第2回として下記の講演をウェビナーで行いましたのでご報告いたします。

■開催日時:2021年8月30日(月)14時~15時40分

■開催場所:マイクロソフトTeamsによるウェビナー

■プログラム:
14:00~4分間 開会/代表理事 田嶋 伸博 挨拶
14:04~43分間 「電動車の使用済み電池の再利用ビジネスについて」
★フォーアールエナジー(株) 代表取締役社長 牧野 英治 氏*1
14:47~13分間 上記に対するQ&A
15:00~5分間 休憩
15:05~28分間 「動力用リチウムイオン電池R100 試験の報告」
★一般社団法人 電気自動車普及協会 技術委員会 担当理事 佐藤 員暢*2
15:33~4分間 上記に対するQ&A
15:37~3分間 技術委員会担当理事 草加 浩平 挨拶
15;40 記念写真/閉会

【講師略歴】
★牧野 英治 氏 MAKINO Eiji *1
フォーアールエナジー(株) 代表取締役社長
1983年  日産自動車(株)入社
開発部門(技術渉外、技術企画を担当)
1994年~98年、2004年~07年米国駐在
2007年 経営企画室
2008年 リーフプロジェクトメンバー(電気自動車ビジネス構築担当、
     フォーアールエナジー社設立提案)
2013年 ゼロエミッション企画本部長(EVプロジェクト推進)
2014年4月~ 現職

★佐藤 員暢  SATO Kazunobu *2
APEV理事、公益財団法人えひめ産業振興財団EV推進協会 会長、
愛媛大学 客員教授
1985年徳島大学工学部精密機械工学科卒業。博士
1985年より産業・農業用電動車両の研究開発
1998年四国EVチャレンジ委員会副会長
2010年まで徳島工業短期大学自動車工業学科教授
2010年愛媛県産業技術研究所EV開発センター長
2010年APEV設立当初よりアドバイザーから現職

■ご出席者 【企業・団体】アイウエオ順
旭化成(株)、(株)iidack、(株)エッチ・ケー・エス、群馬大学、コアテック
(株)、興和精機(株)、コンチネンタルオートモーティブ(株)、CBC(株)、下
田工業(株)、新明工業(株)、スズキ(株)、テュフラインランドジャパン(株)、
デーナ・ジャパン(株)、東北大学、東洋システム(株)、トヨタ自動車(株)、
トヨタ車体(株)、ニチコン(株)、日産自動車(株)、BEMAC(株)、(株)日の丸
リムジン(株)、(株)日吉回漕店、(株)フィアロコーポレーション、丸紅(株)、
(株) 水上パーツ商会、ヤマハ発動機(株)、早稲田大学

■内容:

◎代表理事 田嶋 伸博 挨拶
ご参加の皆様に対するお礼に続き、技術委員会をウェビナーで行う本年度第2回
に牧野様・佐藤理事から貴重なお話を伺う事に感謝を述べた。
「前回6月の技術委員会の後で日本各地で今までになかったような水害や土砂崩
れが続けて起きています。また、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
が8月9日に発表した最新報告書は「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化さ
せてきたことには疑う余地がない」と従来より踏み込んだ強い表現で断定しまし
た。地球温暖化対策の具体的な活動が緊急に求められます。そのような中で、会
員の皆様に最新の技術情報を提供することにより、APEVの目標であるモビリティ
電動化を進めて参りたい」とのメッセージで締めくくった。

◎講演1「電動車の使用済み電池の再利用ビジネスについて」

フォーアールエナジー(株) 代表取締役社長 牧野 英治 氏から下記の幅の広い
内容をスライドで説明があり、その後活発な質疑応答があった。
この発表資料抜粋はAPEV会員専用SNSで公開します。

1.会社紹介:<https://www.4r-energy.com/>

2.電池の再利用の必要性
(ア)Reuse,Refablicate,Resell,Recycle:現在はReuse主体だがいずれRecycleが
重要になる
(イ)ビジョンとミッション:ゼロエミッションモビリティ、電池2次利用、再生
可能エネルギー普及
(ウ)カーボンニュートラルの為に必要なこと:IEA、JAMA(LCAを重視),カーメーカー
(エ)電池の再利用の価値

3.これまでの取り組みと拠点つくり
(ア)会社設立後の主な活動:浪江事業所で開発製造
(イ)電池性能を3ランクに分けて再利用する:普通EV、小型EV、バス、フォーク
リフト、ゴルフカート、AGV、大型・小型蓄電システム、マルチ90kW充電器、

、V2X付蓄電池等
(ウ)フォーアールエナジーの特徴:安全性信頼性、UL1974世界初認証取得、日産
リーフと同じ制御ロジック、筐体は防爆設計
(エ)アジア開発銀行プロジェクト:無電化地域に自立PV+再利用電池+DC駆動LED・
ファン・冷蔵庫
(オ)ダボス会議2021年3月で発表

◎講演2「動力用リチウムイオン電池R100 試験の報告」

一般社団法人 電気自動車普及協会 技術委員会 担当理事 佐藤 員暢から下記の
詳細な内容をスライドで説明があり、その後質疑応答があった。

1.はじめに
2.試験概要
3.試験バッテリー
4.メカニカルインテグリティー試験
5.耐火性試験
6.外部短絡保護試験
この発表資料は、公開致しませんのであしからずご容赦下さい。

◎技術委員会担当理事 草加 浩平 挨拶
 牧野様と佐藤理事にお礼を申し上げる。
牧野様のご講演は、フォーアールエナジー(株)の目指しているところがCO2削減
やEVの普及の為に大事な方向だと思う。このような事業で利益が出るように頑張
って頂きたい。世界でEV化が加速しているが、電池製造でエネルギーを大量に使
わないシステムが大切になる。
佐藤理事の講演は、費用が掛かるので実現しなかったリチウムイオン電池のR100
試験が佐藤理事の尽力と協力会社のお陰で実現し、結果を発表することが出来た。
R100試験のノウハウが蓄積されたので、関心のある会員は事務局に問合わせて頂きたい。
技術委員会は今後このウェビナーを続け、今年度は11月、来年2月を予定してい
る。11月の内容と日程は検討中であり日程が決まり次第知らせするので、皆様の
ご参加をお待ち申し上げる。

■写真入りの報告書はこちら
                             以上

※一般社団法人 電気自動車普及協会では、引き続き会員を募集しております。
●トップページ  https://www.apev.jp/
●入会ご案内ページ https://www.apev.jp/entry/
●正会員(企業向け):年会費 1口14万円
 賛助会員(個人向け):年会費 1口1万円
 特別会員(行政機関・官公庁・マスコミ関係者様向け):年会費 無料

お問い合わせ先「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
 一般社団法人 電気自動車普及協会(APEV)事務局
 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 情報学環・福武ホール
 TEL:050-3375-4937  FAX:050-3153-2686
 E-mail: info@apev.jp Website:https://www.apev.jp
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、WebMasterが2021年9月 3日 10:54に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「10月6日第2回イスラエル スマートモビリティバーチャルイベントにAPEV理事が 基調講演」です。

次のブログ記事は「「第3回 未来のクルマ Technology ONLINE」へ無料ご招待」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。