「APEV:国際学生"社会的EV"デザインコンテスト2022」記者発表会報告

関係各位
                           2022年1月25日
               一般社団法人 電気自動車普及協会(APEV)
                          会長 鈴木 正徳
                        代表理事 田嶋 伸博

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃から弊会の活動にご協力下さり、心より感謝申し上げます。

APEVは2013年から2019年まで計4回、東京モーターショーの開催時期に合わせ2
年毎に「国際学生EVデザインコンテスト」を実施して参りましたが、世界に蔓延
しているCOVID-19への対応として、2021年は中止し2022年に大幅にリニューアル
した第5回を開催致します。
その皮切りとして記者発表会を開催しましたので、ご報告いたします。

               「記」

★日時:2022年1月20日(木)14時~16時
★参加者:報道関係者、学校関係者、協賛社、APEV会員
★Microsoft Teamsによるオンライン会議
★時間割 [計120分] 同時通訳はなし
1)ご挨拶:鈴木 正徳 APEV会長
2)APEV及びデザインコンテスト2022の説明:
 事務局長 荒木 恵理子APEV理事、実行委員長 山下 敏男 APEV理事
3)講演「モビリティ×ITの観点から見た2040年の社会デザイン【創造】」
    審査委員長 藤原 洋 APEV理事
4)パネルディスカッション
 「モビリティ×ITの観点から見た2040年の社会デザインと人材育成」 
  登壇者:協賛4社+藤原 洋(司会:山下 敏男)
5)お礼:田嶋 伸博 APEV代表理事
6)記念写真(参加者全員)

★内容
■鈴木正徳会長挨拶抜粋
私は、昨年6月に会長に就任し、「未来の子供たちのために、美しい地球を残し
たい」という福武名誉会長の理念のもと、活動しています。2010年には経産省の
EVの担当としてクリーンエネルギー自動車の普及を行っておりました。今回、協
会の一員に加わることができ、感慨深いものがあります。

皆様ご案内のとおり、COP26で確認された合意に基づき、「1.5℃目標」達成に向
けて、あらゆるステークホルダーの益々の努力が求められています。国際ルール
面でも検討が進んでおり、今年プライム市場で求められるTCFDガイダンスでは、
自動車会社について、Well-to-Wheel、燃料を製造し、車に搭載し、使用すると
ころまでをCO2排出の情報開示として推奨しています。十数年前にCOP15、16に参
加しましたが、隔世の感があります。

自動車産業でも100年に一度の大変革期を迎えて、ビジネスモデルの改善ではな
く革命を求められていると思います。電話がスマホに変わり新たなビジネスモデ
ルが創出されたように、自動車においてもガソリンエンジンがモーターとバッテ
リーに変わるだけではなく、AI導入に伴う自動運転、Maas・CASE、ユーザーの
意識変化などビジネスモデルも含め大変革が進んでいくことが予想されます。

このようなときに期待されるのは若い感性です。今回で第5回目を迎えるデザイ
ンコンテストは、大きく変わる自動車産業の方向性を鑑み、これまでのEVのデザ
インをメインとしたコンセプトを大幅に変え、「2040年の社会デザインをメイン
とした中でのEVの役割・デザイン・ユーザビリテイ」を考えるコンテストとしま
した。また、作品を集め、評価するだけではなく、ワークショップを3回行う育
成型のコンテストです。中長期的な視点で大きく変貌する時代を担う人材育成を
行いたいと考えています。

高校生向けワークショップ、地域eモビリティの推進、技術面の提言、ビジネス
マッチングなど協会の様々な活動は是非、協会のホームページもご覧いただけま
すと幸いです。

■APEV及びデザインコンテスト2022の説明
事務局長 荒木 恵理子及び実行委員長 山下 敏男が資料(*注)により下記項目
を説明し、その後参加者との質疑応答を行いました。
 •APEV紹介
 •今回の骨子
 •社会的EV?
 •融合型人材「アーキテクト」の素養?
 •融合型人材「アーキテクト」の役割?
 •コンテスト内容
 •全体日程(案)

■講演「モビリティ×ITの観点から見た2040年の社会デザイン【創造】」
 審査委員長 藤原 洋が資料(*注)により下記項目を説明しました。
 ~2040年の社会背景の考察~
 1.社会状況(人々の生活や移動の手段は?)
 2.EV を含むモビリティはどのように進化しているか?
 3.社会インフラはどのように進化しているか?
 4.技術は人々にどのような価値を与えているか?

■パネルディスカッション 「モビリティ×ITの観点から見た2040年の社会デザイ
ンと人材育成」 
 デルテクノロジーズ㈱クライアント・ソリューションズ統括本部 アウトサイ
ドスペシャリスト部長 中島 章様・日本IBM(株)Business Transformation 
Consultant,IBM Client Engineering 中山 透様・日野自動車(株)中長期商品戦
略部 商品戦略G小野 翔吾様・MONET Technologies(株)事業本部 事業企画部 担
当部長 鈴木 彩子様・審査委員長 藤原 洋・司会は実行委員長 山下 敏男の登壇
者の方々が下記の内容でプレゼンテーション(*注)とコメントを述べ、最後に
参加する学生さんへの期待を述べました。

 1.各協賛企業様による「事業目的や取り組まれている課題及び協賛に向けての
思い」
 2.2040年の社会デザインに不可欠なものは? 
 3.2040年をリードする人材・教育に関する期待・課題

■お礼:田嶋 伸博 APEV代表理事
 2010年にベネッセの福武總一郎(現名誉顧問)と地球温暖化防止にはEVの普及
が必要と言う思いで当協会を立ち上げました。昨今は世界的にEVが本格的に普及
し、当初の目的は達成されつつあります。これからはCASEやMaaSに代表されるよ
うに社会とのつながりが重要になっています。
そのような状況の中で今日は藤原理事からITを軸にした先進的なお話や協賛企業様から取り組みの発表がありました。今回コンテストを大幅リニューアルし「社会的EV」を提案してもらう事になった趣旨をご理解いただき、報道をお願いします。協賛企業様と学生さんの参加をお待ちしています。

*注:資料はこちらにまとめております<https://www.apev.jp/contest/2022/files.html>

 

【コンテスト概要】=====================
■名称:国際学生"社会的EV"デザインコンテスト2022
【社会的EVとは】『EV即ちモビリティが社会との関わり方の中で、パブリック/
 パーソナル双方に対し進化・貢献すること』を本コンテストでは社会的EVと定
義する。

■目的:社会デザインとEVの可能性の研究を通して、次世代を担う融合型人材を
育成
当コンテストは融合型の人材をアーキテクトと呼び、このアーキテクトの育成こ
そが本コンテストの目玉である。アーキテクトは、クルマを取り巻く専門職に留
まらず、デザインやエンジニアリングの範疇を超え、ビジョンと洞察力を有する
人材を指す。

■課題:"社会デザインとEV"2040の提案

■応募要項:
 1)2022年4月時点で18歳以上の学生(1名もしくはチームも可)
 2)エントリー費:無料
 3)学校をまたがるチーム編成も可(学校をまたがるチームを作りたい場合は主
催者が相談に乗る)
 4)参加者は主催者が指定するSNS★に登録し、各種案内にタイムリーに回答でき
る
★Facebook:<https://www.Facebook.com/profile.php?id=100015938746866>
 5)作品は英語を基本とする(母国語を併記することは可)
 6)15歳〜17歳のオブザーバー参加も合わせて募集。尚、オブザーバーは「コン
テストSNS、ワークショップ、最終審査&表彰式」に参加し関係者とコミュニケ
ーションを行うことが出来る。

■審査基準:
 1.オリジナリティ:独自の社会背景の考察が高いレベルであり、かつ提案され
るアイデアやストーリーが独創的で魅力的であること
  A)社会課題の考察が的確かつリアリティがある事
  B)解決策のコンセプト・新しい技術やストーリーそしてビジョンが明快である
こと
 2.デザイン:時代性・社会性を反映し魅力的であり、且つ実現の可能性を秘め
ていること
 3.プレゼンテーション力:プレゼンテーションの表現力、説得力が高い
 *応募者自身のオリジナル作品で、国内外で未発表であること

■体制:
◎主催:一般社団法人電気自動車普及協会(APEV)
◎後援:環境省、経済産業省、国土交通省、公益社団法人 自動車技術会、
    東京大学大学院情報学環、東京都、一般社団法人日本自動車工業会
    (申請中50音順)
◎協賛:
・1次協賛:(50音順)
 カーデザインアカデミー(ブランド名)
 CCCマーケティング(株)
 デル・テクノロジーズ(株)
 日本アイ・ビー・エム(株)
 日野自動車(株)
 (株)ベネッセホールディングス
 MONET Technologies(株)
 (株)ワコム

・2次協賛:募集中(〆切8月末)

■賞
◎最優秀賞 副賞20万円+賞状
◎経済産業大臣賞、国土交通大臣賞(副賞各10万円)+賞状
◎協賛団体賞:協賛団体から提供される物品等+賞状

■組織:EVデザインコンテスト実行委員会
◎委員長:山下 敏男 APEV理事、INTERROBANG DESIGN ㈱代表
◎副委員長:有馬 仁志 APEV理事、有馬マネジメントデザイン㈱代表取締役社長、
         横浜スマートコミュニティ代表
◎事務局:一般社団法人電気自動車普及協会(APEV)

■ 審査委員
◎審査委員長:藤原  洋:APEV 理事、株式会社ブロードバンドタワー代表取締役
会長兼社長CEO、株式会社インターネット綜合研究所代表取締役
◎審査委員:(敬称略、50音順)
 安藤 忠雄:建築家、東京大学特別栄誉教授
 井原 慶子:Future(株)CEO、カーレーサー、日産自動車㈱取締役
 ジャン ファン:広州自動車グループ デザイン担当副社長
 竹岡 圭:モータージャーナリスト、日本自動車ジャーナリスト協会 副会長
 松本 博子:女子美術大学 理事 副学長 研究所長 芸術学部 デザイン・工芸
学科 教授
 パトリック ル ケモン:デザイナー、元ルノー デザイン担当副社長
 脇田 玲:アーティスト、慶應義塾大学 環境情報学部 教授
 田嶋 伸博:APEV代表理事、(株)タジマモーターコーポレーション 代表取締役
会長兼社長/CEO
   
■概略日程:
2022年1月20日:記者発表会@オンライン
2022年1月-8月 :協賛二次募集
2022年2月初旬 :エントリー開始
2022年3月下旬 :プレワークショップ開催
2022年5月上旬 : エントリー締切
2022年6月上旬 : 一次作品提出締切
2022年6月下旬 : 一次審査結果発表
2022年7月上旬 : ワークショップⅠ開催
2022年8月上旬 : 二次作品提出締切
2022年8月下旬 : 二次審査結果発表
2022年9月下旬 : ワークショップⅡ開催
2022年10月下旬 : 最終審査&表彰式及び APEV シンポジウム開催*
*東京モーターショー(2022年は開催せず)に代わりCEATEC2022と連携を行う
(予告なく変更することがあります)

★写真付きの報告書はこちら

■ビデオ録画:1月末までにYouTubeにて公開します

※一般社団法人 電気自動車普及協会では、引き続き会員を募集しております。
 お気軽に事務局までお問い合わせください。
 ●トップページ https://www.apev.jp/
 ●入会ご案内ページ https://www.apev.jp/entry/
  □正会員(企業向け):年会費 1口10万円
  □賛助会員(個人向け):年会費 1口1万円
  □特別会員(行政機関・官公庁・マスコミ関係者様向け):年会費 無料

【お問い合わせ】:一般社団法人 電気自動車普及協会 (APEV) 内
 APEVデザインコンテスト 事務局 安嶋(やすじま)
 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 情報学環・福武ホール
  TEL:050-3375-4937     FAX:050-3153-2686
  E-mail :contest@apev.jp  Website : http://www.apev.jp/contest/

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このページは、WebMasterが2022年1月24日 19:28に書いたブログ記事です。

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