電気自動車普及協会では、今年7月26日(日)~9月13日(日)新潟県十日町市・津南町を中心とした越後妻有地域にて開催される「大地の芸術祭」との連動で行われているEV走行事業をサポートしています。
第2弾として、電気自動車普及協会会員の日産カーレンタルソリューション様並びにJTBコーポレートセールス様が進めていらっしゃる「宿泊施設でのEVシェアリング事業」についてご紹介させていただきます。
今回は、大地の芸術祭開催にあわせ、地元十日町市の「松之山温泉 ひなの宿 ちとせ」様にて2015年6月からスタートしたリーフのシェアリングについてスポットをあてます。
松之山温泉では、2010年度から環境省の地球温暖化対策技術開発等事業の一環として、温泉の熱を用いた発電を行う「温泉バイナリー発電システム」の開発と実証事業を行ってきました。
これは温泉から出る蒸気や熱水を熱源として、沸点の低いアンモニア水を加熱し、発生した蒸気でタービンを回転させて発電する仕組みとのことです。
この発電方法が確立されれば、近隣の50軒~60軒分の電力を賄うことができ、エネルギーの地産地消の面でも注目が集まるほか、災害時にはこの地区の旅館において住民あるいは観光客の2次的避難場所としての機能も担うことが可能になるとのことです。
ここにEVを導入することで、エネルギー活用の可能性が広がるほか、自然と溶け込む現代アートでの地域おこしの活動と新たな観光モビリティの提案事業としても注目が集まりそうです。
大地の芸術祭の作品は広範囲に点在していますので、お泊まりの際は是非ご利用ください。
<お問い合わせ先>
○EVシェアリング事業については
日産カーレンタルソリューション 新事業推進グループ
担当:本田様・後藤様 TEL 045‐277‐5525
へお尋ねください。
○「温泉バイナリー発電システム」については
電気自動車普及協会・特別会員の新潟県様の2012年2月8日付発表記事
をご覧ください。