日本の技術を結集して究極のEVを開発し、世界最高峰の舞台で大出力のエンジンカーにチャレンジすることで、EVの優秀性を証明します。また、この活動から得られた技術でEVの普及を促進することこそが、このレース参加の最終目的となります。
本年のレース車両「2015 Tajima Rimac E-Runner Concept_One」は、新しいシャシー、新しいパワートレーンを持つ新型車です。車両製作においては、タジマモーターコーポレーション、SIM-Drive、RIMAC AUTOMOBILI(クロアチア)が参加。電気自動車開発において優れた技術を持つ3社のコラボレーションによって、世界初の1.1MW(メガワット)の高出力を発揮するレース用電気自動車が誕生しました。また、タイヤサプライヤーは引き続きGiti Tire(シンガポール)が努め、1.1MWもの最高出力に合わせて開発された専用タイヤが供給されます。
メーカー | タジマモーターコーポレーション |
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フレーム | アルミニウム スペースフレーム |
ボディパネル | カーボンファイバーコンポジット |
モーター | Rimac 4モーター |
バッテリー | Rimac オートモビルバッテリーパック 57kWh |
最大出力/最大トルク | 1100 kW / 1500Nm |
駆動方式 | 4WD / Rimac チェーンドライブ シングルリダクション トランスミッション |
駆動制御 | Rimac トルクベクトル制御 |
ドライブシャフト | NTN 等速ジョイント |
サスペンション | フロント/リヤ: ダブルウイッシュボーン |
ブレーキディスク | フロント/リヤ:φ370mm ベンチレーテッド + Rimac 回生ブレーキシステム |
ブレーキキャリパー/パッド | フロント/リヤ:8 pot キャリパー / winmax ブレーキパッド |
タイヤ&ホイール | フロント/リヤ: 340/710-18 Giti Tire、18x13Jマグホイール |
全長x全幅x全高 | L5500 x W1950 x H1300 mm *前後ウイング含む |
ホイールベース | 2700mm |
車両重量 | 1500kg *ドライバー除く |
性能 | 0-100km/h:2.2秒 / 最高速 270km/h |
モンスターと異名をとり、日本はもとよりアジアを代表するドライバーとして、アメリカ、ヨーロッパでもその名を広く知られる。国内ダートトライアル選手権、環太平洋地域の国際ラリー、 国際ヒルクライムと、主に3つのカテゴリーに参戦。今なお現役、アジアのラリー界を代表する選手として第一線で活躍する。
18歳でレースデビュー。ダートトライアルにおいて、1トライ目転倒リタイヤ、2トライ目逆転優勝という衝撃的なデビューを果たした。 国内ラリー、ダートトライアルで活躍する傍ら1970年代より日本人選手の草分けとして、海外での国際ラリーにも精力的に参戦、1979年サザンクロスラリー(オーストラリア)では、アジアベストドライバーの表彰を受けた。1982年・1985年にはSCCAプロラリー(アメリカ)で活躍した。
「モンスター」というニックネームはサザンクロスラリー参戦時の走りに由来する。現地ジャーナリストが「日本からモンスタードライバーがやってきた!」書き立て、これが後にニックネームとして定着した。
ドライバー:田嶋伸博
(たじま のぶひろ)
1950年6月28日生
石川県出身/東京都在住
- 株式会社タジマモーターコーポレーション
代表取締役会長
- 株式会社アイアールディー
代表取締役会長
- 株式会社SIM-Drive 代表取締役社長
- 一般社団法人電気自動車普及協会(APEV) 代表理事
- 浮揚式津波洪水対策用シェルター普及協議会(APTS) 代表幹事
- 磐田新産業創出協議会 理事
- 袋井市産学官連携推進協議会委員
- JEVRA 日本電気自動車レース協会 理事
- JAF公認 チームモンスター 会長
海外ラリーへも精力的に参戦し、FIAアジアパシフィックラリー選手権(APRC)では1995年~1998年の4年連続を含み、二輪駆動部門チャンピオン獲得を成し遂げた。 国際ヒルクライムでは、1988年から継続してパイクスピーク・ヒルクライム(アメリカ)に参戦し、1995年には日本人初の総合優勝という快挙を達成。そして2007年には、同大会において13年間破られることのなかったコースレコードを破りワールドレコードを樹立。さらに2011年にも自らの記録を破り「10分の壁」を越える新たなワールドレコードを樹立する偉業を成し遂げた。なお、同大会においては2006年から2011年までも連覇を達成している。また、過去ニュージーランドで開催されていたレース トゥ ザ スカイでは、8回もの総合優勝を獲得。両大会で「キング オブ ザ マウンテン」の称号を得ている。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(アメリカ・コロラド州)
■1988年 ショールームストックDiv. クラス3位 ---
■1989年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■1990年 オープンラリーDiv. DNS ---
■1991年 PPオープンDiv. 3位 12分34秒51
■1992年 アンリミテッドDiv. クラス優勝 12分51秒63
■1993年 アンリミテッドDiv. クラス優勝/総合2位 10分44秒22
■1994年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合5位 10分51秒15
■1995年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 7分53秒00※
天候不順のためコース短縮
■1996年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合2位 10分21秒88
■1997年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■1998年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合2位 10分32秒57
■1999年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合2位 10分37秒35
■2000年 PPオープンDiv. DNF ---
■2001年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■2006年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 7分38秒※
天候不順のためコース短縮
■2007年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分01秒408
世界新記録樹立
■2008年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分18秒250
■2009年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分15秒368
■2010年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分11秒490
■2011年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 9分51秒278
世界新記録樹立
■2012年 エレクトリックDiv. 予選:クラス1位/決勝リタイヤ
■2013年 エレクトリックDiv. EVクラス優勝 9分46秒530
EVクラスワールドレコード樹立
■2014年 エレクトリックモディファイドDiv. クラス3位/総合4位 9分43秒900
レーストゥザスカイ
(ニュージーランド クイーンズランド)
■1998年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分13秒60
■1999年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分33秒31
■2000年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分40秒916
■2001年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■2003年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分10秒02
■2004年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分17秒848
■2005年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分10秒8446
■2006年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分01秒1730
■2007年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分03秒9354
■2015年 アンリミテッドDiv. DNF ---